そんな人も多いかと思います。
しかし、安定していると言われている公務員の給料が、本当に安定しているのか、安定しているとすればどれだけ安定しているのか、調べたことはありますか?
結論として、確かに公務員はイメージどおり安定しています。失業のリスクが低く、給料も大きな波がなく、年齢とともに上昇していきます。将来の収入の把握が容易で、生活設計もしやすいです。
一方で、こんなリスクもあります。
・自分の勤務先の状況と関係なく、社会情勢により給料が減額される(多少は増えることもありますが。)
・自分の努力で収入を増やす機会がほぼなく、副業もできない
この点を踏まえると、公務員は自分の現在~将来の収入を把握して、収入が足りなくならないようにしっかりと生活設計をしておくと安心です。
そこで、今回は公務員の年代別年収を、民間との比較もあわせてご紹介します。
これから公務員を目指す人にも参考になると思います!
国家公務員の年収
まず国家公務員の年収です。
年齢とともに安定して上昇していきます。
なお、これは国家公務員の平均です。本省の役職職員(エリートな方々)となるとまた話は違います。参考に掲載しておきます。
地方公務員の年収
次に地方公務員です。
基本的には、国家公務員の給料に準じています。
地方公共団体ごとや、教員、警察官など職種ごとに見ていくと違ってきますが、今回は全ての地方公共団体の平均のため、国家公務員とあまり差はありません。
民間企業の年収
続いて民間企業の年収です。
大企業(資本金1億円以上の企業)
全体的に公務員を下回っています。
中小企業(資本金5千万円以下)
公務員と比較すると、特に40代以降の給料の伸び方に差があるようです。
公務員と民間企業の比較
以上の図をまとめると以下のとおりです。
安定して上昇するのは国家公務員、地方公務員、大企業で共通しているように見えますが、金額は全体的に公務員のほうが上回っています。特に40代以降の年収で大きな差が出ています。
国家公務員の給料の増減
国家公務員の給料は、毎年、人事院勧告により増減します。
人事院勧告は、社会情勢や民間企業の給料との差を考慮して、国家公務員の給料の増減やボーナスの率を決定します。
そして地方公務員は、基本的には国家公務員に準じてそれらを決定します。
過去の国家公務員の給料の増減をまとめたものが以下の図です。
1回の増減で大きく変わることは少ないですが、長期的にみるとこのように増減しています。結局、この15年間では、ほとんど増えていないと言えるかもしれません。減っていないだけいいかもしれませんが…。
人事院勧告については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
結論 安定しているけど…
結論としては、公務員の給料は年齢とともに上昇し、金額も民間企業と比較して高く、安定していると言えるでしょう。
ですが、冒頭にも書いたとおり、年齢や経験年数以外での給料の上昇機会は少なく、将来に向かって無理のない生活設計をしておくと安心です。
・公務員の給料は年齢とともに安定的に上昇する
・給料も民間企業と比較すると高め
・安定している分、将来の生活設計がしやすい
➡年齢以外での収入UP要因が少ないため、生活設計をしておくと安心
病気などの理由で休職し、収入減を余儀なくされるということもありえます。
「安定しているからお金の面は何も考えなくて大丈夫!」ではなく、安定しているからこそ、健康なうちに考えておきたいものです。
まとめ
✅公務員の給料は安定している
✅民間企業の給料と比較して高め
✅安定しているからこそ将来の生活設計を考えたほうがいい
・将来の収入が把握しやすく、生活設計がしやすい
・自分の力で収入を増やせる機会はほぼない
・収入が足りなくならないよう、将来に向かって生活設計をすると安心
「公務員は安定している」というイメージは、全国民がもっていると思いますが、具体的にどのくらいの収入で安定しているのかお分かりいただけたかと思います。
自分が公務員として稼げる収入を今のうちから把握しておくと、万が一の時にも役に立つと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
公務員で10年以上働いた経験から
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